TOEFL90点の取り方と勉強法【体験談】

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「あと25点、本当に届くのか」——TOEFL iBTの結果画面を開いた瞬間、点数の壁を意識しない受験者はいない。65点から90点まで、その差はセクションごとにわずか5〜6点でも、対策の中身は大きく変わる。

※本記事で紹介する田中健太さんの体験は、複数のTOEFL学習者の声をもとに構成した架空のケースです。学習期間・使用教材・スコア推移は実際の学習データを参考にしています。

田中健太さん(28歳・ITエンジニア)は、海外大学院への出願を機にTOEFL iBTの学習を始めた。最初の受験結果は65点。出願要件の90点まで、残り期間は4ヶ月だった。仕事を続けながらの独学で、田中さんはこのギャップを埋めた。本記事では、その学習ロードマップとセクションごとの取り方を、90点というスコアの意味とあわせて紹介する。

TOEFL iBT90点はどのくらいのレベル?出願要件との関係

TOEFL iBTは120点満点で、Reading・Listening・Speaking・Writingの4技能をそれぞれ30点満点で採点する。90点に届かせるには、単純計算で各セクション22〜23点前後を積み上げる必要がある。90点というスコアの取り方を理解するには、まずセクションごとの配点感覚をつかむことが欠かせない。

スコア帯 目安レベル 主な用途
60〜79点 大学の授業に部分的についていける水準 条件付き入学・語学研修プログラム
80〜99点 学部・大学院の講義を自力で理解できる水準 海外大学院の出願最低ラインとして最頻出
100点以上 ディスカッションでも臆さず発言できる水準 難関大学院・給付型奨学金の選考基準

TOEFLテスト日本事務局の公式情報でも、80〜100点台は多くの大学院プログラムが出願要件として設定するレンジだと案内されている。田中さんが検討していた大学院も、出願最低スコアを90点に定めていた一校だった。

文部科学省が推進する「トビタテ!留学JAPAN」の情報でも、大学院レベルの留学では語学要件のクリアが選考の前提条件になると紹介されている。90点というラインは個人の願望ではなく、制度側が定めた最低ラインだという理解がまず出発点になる。

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田中さんの4ヶ月学習ロードマップ

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田中さんが立てたのは逆算式のスケジュールだった。ゴールの90点から必要な伸び幅を割り出し、月ごとに担当セクションを割り振る方式だ。平日は出社前の1時間と帰宅後の1時間、休日は3〜4時間を学習に充てた。90点という目標から逆算した勉強法が、この4ヶ月間の骨格になった。

1ヶ月目:単語と基礎固め

最初の1ヶ月は単語帳1冊を3周した。1周目は意味の確認だけ、2周目は例文の音読、3周目は和訳を見ずに英文だけで理解できるかを試す方式だ。あわせて基礎文法の抜けをテキスト1冊で埋めた。単語学習の取り方を土台から固めたことが、後の伸びにつながった。

2ヶ月目:セクション別特訓開始

Reading・Listeningは市販の問題集で毎日1セットずつ解いた。Speaking・WritingはスタディサプリEnglishのTOEFL対策コースを使い、テンプレートの型を体に入れる期間にした。この時期に取り入れた勉強法の効果を測るため、点数の取り方を毎週振り返った。この段階でのスコアは78点。伸びてはいたが、Speakingだけ17点と足を引っ張っていた。78点というスコアは、90点までの伸びしろを具体的に測る指標になった。

3〜4ヶ月目:本番形式演習と弱点克服

後半はオンライン英会話を週4回に増やし、実際に話す時間を強制的に確保した。本番と同じ4セクション通しの模試を週1回のペースで受け、時間配分の感覚を体に染み込ませた。最終的にSpeakingは21点まで伸び、総合90点に到達した。この段階での勉強法の見直しが、最終的な90点到達を後押しした。

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セクション別の勉強法:伸び悩んだ技能への向き合い方

各技能の勉強法は一律ではなく、伸び悩んだ技能ほど点数の取り方を細かく分解する必要があった。以下では技能別の取り方と勉強法を具体的に紹介する。

リーディング

アカデミックな長文を毎日1本読み、段落ごとに一言で要約するトレーニングを続けた。語彙は単語帳だけでなく、読んだ長文の中に出てきた未知語をノートにためる形でも増やした。このセクションの取り方のコツは、設問形式ごとに解答の勉強法を変えることだった。

リスニング

講義形式の音声を1.2倍速で聞き、聞き取れなかった箇所だけディクテーションする方法に切り替えてから伸びが出た。全文書き起こすより、弱点箇所に絞った方が1回あたりの学習時間を短縮できた。リスニングの取り方は、聞き取れない箇所を特定してからその部分だけを繰り返す勉強法に切り替えたことで安定した。

スピーキング

田中さんが最も苦労したのがこのセクションだった。独学だと自分の話し方の癖に気づきにくい。オンライン英会話で毎回同じ講師に添削してもらい、話す前に15秒でアウトラインをメモする習慣をつけたところ、回答の構成が安定した。スピーキングは点数の取り方が最も見えにくいセクションだが、添削を軸にした勉強法に変えてから伸びが出た。

ライティング

統合型・独立型それぞれにテンプレートを1つずつ用意し、本番では型に当てはめて書く方式にした。書いた英文は必ず声に出して読み返し、不自然な語順がないかを確認する工程を毎回入れた。ライティングの取り方はテンプレート型を守ることに尽き、この勉強法を徹底したことで安定した得点源になった。

独学で使った教材とツール

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  • TOEFL専用単語帳(1冊を3周)
  • スタディサプリEnglish TOEFLテスト対策コース
  • オンライン英会話(週4回、Speaking添削中心)
  • ETS公式の模擬試験問題(本番形式の演習用)

教材を増やしすぎなかったことが、結果的に継続の助けになった。1つの単語帳を3周する方が、3冊を1周ずつ試すよりも記憶への定着が良かったという。

教材選びで意識したのは、単語の覚え方だけでなく点数の取り方に直結する教材かどうかだった。ETS公式の模擬試験は本番形式の取り方を体に染み込ませるのに最適で、スタディサプリEnglishはセクション別の勉強法を体系的に学べる点が良かった。オンライン英会話は独学では身につきにくいスピーキングの勉強法を補う役割を果たした。教材数を絞り込んだことで、それぞれの取り方を深く反復でき、結果的に定着度が上がった。

仕事と両立しながら学習時間を確保する方法

田中さんが意識したのは、学習時間を「探す」のではなく「先に予定として埋める」ことだった。通勤時間はリスニング、昼休みは単語、帰宅後の1時間はSpeakingかWritingと、時間帯ごとに担当技能を固定した。

迷う時間そのものが学習の妨げになる。あらかじめ何をやるか決めておけば、疲れている日でも机に向かいやすくなる。

時間帯ごとに担当技能を固定する勉強法は、忙しい社会人ほど効果を発揮する。通勤時間のリスニング、昼休みの単語暗記は、まとまった時間が取れない日でも点数の取り方を止めないための工夫だった。逆に、予定を決めずに学習を始めた週は、明らかに伸びが鈍化した。田中さんはこの失敗を経験してから、前日のうちに翌日の学習内容と時間帯を書き出す勉強法に切り替え、迷う時間そのものをなくした。忙しい平日でも取り方を崩さない仕組み化が、4ヶ月間の継続を支えた。

よくある質問

Q. 独学だけで90点は現実的?

可能だが、SpeakingとWritingは第三者からのフィードバックがないと癖に気づきにくい。田中さんのケースでも、オンライン英会話を取り入れてから伸びが加速した。独学の勉強法だけに固執せず、第三者の視点を取り入れる柔軟さが点数の取り方を左右する。

Q. TOEIC・英検との換算目安は?

TOEFL90点はTOEICで概ね945〜960点、英検では準1級上位から1級下位に相当するという目安がよく使われる。試験形式が異なるため、あくまで参考値として捉えたい。

Q. スコアの有効期限は?

TOEFL iBTのスコアは受験日から2年間有効。出願スケジュールから逆算し、余裕を持った受験計画を組む必要がある。90点という勉強法の成果を無駄にしないためにも、有効期限内の出願計画が重要になる。

Q. 独学の勉強法で最も重要なポイントは?

点数の取り方を逆算し、伸び悩んでいる技能から優先的に勉強法を見直すことだ。田中さんの場合、スピーキングの取り方を変えたことが最終的な90点到達の決め手になった。

まとめ:TOEFL90点は逆算スケジュールと継続で届く

65点から90点までの25点は、才能ではなく設計で埋められる差だった。ゴールから逆算した月次スケジュールを組み、苦手なセクションほど第三者からのフィードバックを取り入れる。田中さんの4ヶ月間は、その積み重ねの記録だ。

逆算スケジュールを軸にした勉強法と、苦手セクションの取り方を細かく調整する姿勢が、4ヶ月間の継続を支えた。次にTOEFLへ挑む人も、まず自分に合った勉強法を見つけ、伸び悩む技能から取り方を変えていくことが近道になるはずだ。

JASSOの調査によると、2024年度の日本人学生の海外留学者数は91,054人で前年度比2.1%増加している。留学希望者が増えるほど、語学要件の突破は避けて通れないハードルになる。90点という数字は、その最初の関門を越えるための現実的な目標ラインといえる。

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