TOEFL70点は本当に3ヶ月で取れる?勉強法を解説

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大学の交換留学プログラムに出願するには、TOEFL iBTで70点前後を求められるケースが多い。だがこの15〜20点の壁で足踏みする人は少なくない。ここでは55点から3ヶ月で72点に到達した学習者の実例をもとに、セクション別の対策と学習スケジュールを整理する。

TOEFL iBT70点はどのレベル?試験構成とスコアの意味

TOEFL iBTは120点満点で、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能を30点ずつ測定する試験だ。ETS Japanの公式サイトが示す基準では、70点前後は日常会話や基礎的な学術活動をこなせる下位中級レベルに位置づけられる。多くの大学が交換留学の出願要件にこのラインを設定している。

セクション 満点 70点到達の目安
リーディング 30点 17〜18点
リスニング 30点 17〜18点
スピーキング 30点 17〜18点
ライティング 30点 17〜18点

4セクションともほぼ同じ配点なので、1技能に偏った勉強では届きにくいスコアでもある。スコアだけを見ると漠然としているが、4技能の配点比率を理解した上での勉強法を選べば、70点への取り方の道筋は明確になる。

55点から70点へ。3ヶ月で壁を越えた佐藤りょうたさんのケース

※ここで紹介する佐藤りょうたさんの体験は、複数の学習者の声をもとに構成した架空のケースだ。

地方国公立大学3年生の佐藤りょうたさん(仮名)は、交換留学プログラムの出願まで残り3ヶ月というタイミングで初めてTOEFL iBTを受験した。結果は55点で、目標との差に焦った。出願要件の70点まであと15点。何から手をつければいいのか分からないというのが最初の感想だったという。

りょうたさんが取った戦略はシンプルだった。伸びしろが最も大きいセクションから着手し、残り2ヶ月で全セクションを底上げする計画に切り替えたことだ。3ヶ月後の再受験で72点を獲得し、出願要件をクリアした。

りょうたさんが実践した70点の取り方とセクション別の勉強法は、次の章で具体的に解説する。

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TOEFL70点を取るための4技能別勉強法

4技能はそれぞれ攻略の切り口が異なる。りょうたさんが実践した方法を軸に、セクションごとの対策を見ていく。詳しい勉強法はTOEFL初心者の勉強法4ヶ月で92点達成でも取り上げているので合わせて参考にしてほしい。

リーディング対策

公式問題集(ETS発行)を時間を測って解き、1題あたり1時間かけて復習する。正解した設問も含めて「なぜその選択肢が正しいのか」を英文に戻って確認する作業が、語彙力と読解速度を同時に鍛える。りょうたさんはこの方法で55点時点で15点だったリーディングを22点まで伸ばした。この取り方は語彙暗記だけに頼る勉強法よりも遠回りに見えるが、結果的に得点の伸びが安定しやすい。この取り方に迷ったら、まず1週間試してみて手応えを確認するとよい。

リスニング対策

りょうたさんが最も苦戦したのがリスニングだった。1ヶ月目は総合スコアが59点から61点までしか伸びず、停滞を感じていた。転機になったのは、TEDやポッドキャストの聞き流しをやめ、1つの音源を10回シャドーイングする方法に切り替えたことだ。2ヶ月目以降、リスニングだけで4点伸びた。シャドーイングを軸にした勉強法への切り替えが、停滞を抜け出す70点の取り方の転機になった。

スピーキング対策

スピーキングはテンプレートの丸暗記では対応できない設問が多い。オンライン英会話で週3回、TOEFL形式の設問に沿って話す練習を積み、録音した自分の発話を聞き返して言い淀みを減らす作業を繰り返した。独学だけでは気づきにくい弱点を修正できる点が、この勉強法ならではの取り方の利点だ。

ライティング対策

統合型は290字以上、独立型は430字前後を目安に、公式の推奨字数よりやや多めに書く。りょうたさんは頻出テーマ10本分の構成メモを事前に作り、本番では当てはめて書く練習を繰り返した。構成メモをあらかじめ用意しておく勉強法は、時間内に書き切るための実践的な取り方といえる。

70点前後で伸び悩んだときの打開策

TOEFLは60点台後半から70点台にかけて停滞しやすい。1技能の対策だけを続けていると、他セクションが足を引っ張って合計点が動かなくなるからだ。りょうたさんのケースでは、リスニングの停滞が全体のスコアを押し下げていた。

打開策は、2週間ごとに模試を受けてセクション別の点数推移を数値で記録することだった。感覚ではなく数値で今どのセクションが伸びていないかを把握すると、次の2週間で何に時間を配分すべきかが明確になる。停滞期に陥りやすいのは、得意なセクションだけを伸ばす勉強法に偏っているケースだ。数値で弱点を把握したうえで、苦手セクションへの取り方を切り替えることが打開の第一歩になる。

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3ヶ月で70点に到達する学習スケジュール例

期間 重点セクション 1日の学習時間 主な教材
1ヶ月目 リーディング・語彙 2時間 公式問題集・単語帳
2ヶ月目 リスニング・スピーキング 2.5時間 シャドーイング教材・オンライン英会話
3ヶ月目 ライティング・総復習 3時間 公式問題集・模試

りょうたさんはこの配分で、1ヶ月目に15点だったリーディングを22点まで伸ばした。さらに2ヶ月目にリスニングを4点、3ヶ月目にライティングとスピーキングを合計6点伸ばし、合計72点に到達した。この学習スケジュールはあくまで一例であり、得意・不得意のバランスに応じて配分を調整する勉強法が望ましい。自分に合った70点の取り方を見つけるために、2週間ごとに模試で進捗を確認しながら微調整するとよい。スケジュール通りに進まない場合も、取り方を柔軟に調整すれば軌道修正は可能だ。

TOEFL70点はどんな場面で必要とされるのか

TOEFL iBT70点前後は、大学の交換留学プログラムや一部大学院の出願要件として設定されることが多い基準点だ。文部科学省が推進する留学促進事業「トビタテ!留学JAPAN」でも、応募条件の目安として語学スコアの提示が求められるケースがある。

大学院の出願要件としてはより高いスコアを求められることも多いため、進学先の要件は志望校ごとに個別確認しておきたい。大学院レベルの目安スコアについては別記事「大学院留学に必要なTOEFLスコアの目安と対策」でも詳しく解説している。交換留学以外にも、企業の海外研修派遣や一部の国内大学院入試でも70点前後が目安とされる場面がある。用途によって求められる技能バランスが異なるため、自分の目的に合った勉強法と取り方を選ぶことが重要だ。

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よくある質問

TOEFL iBTの受験料と申し込み方法は?

受験料は2026年時点で245ドルで、ETS公式の申し込みページから予約する。試験会場や日程は早めに埋まるため、出願締切から逆算して1〜2ヶ月前には予約しておくと安心だ。

独学で70点は届く?

りょうたさんのように独学でも到達可能な水準だが、リスニング・スピーキングは自己流だと停滞しやすい。オンライン英会話や添削サービスを部分的に取り入れると停滞期間を短縮しやすい。

1日どのくらい勉強すれば3ヶ月で70点に届く?

りょうたさんの場合は1日2〜3時間、3ヶ月の合計で約220時間を学習に充てた。現在のスコアと目標の差が大きいほど、必要時間は増える。

自分に合った勉強法の選び方は?

独学向きの勉強法か、講師によるフィードバックを重視する勉強法かは、伸び悩んでいるセクションによって選び方が変わる。リーディング・ライティングは独学の取り方でも改善しやすいが、スピーキングは第三者からのフィードバックを取り入れる取り方のほうが停滞を抜けやすい。

勉強法を変えても伸びないときはどうする?

同じ勉強法を1ヶ月続けても点数が動かない場合は、取り方そのものを見直すサインだ。模試でセクション別の点数を確認し、最も点数が低いセクションに絞って取り方を変えると、停滞から抜け出しやすくなる。

市販の教材だけで70点の取り方を身につけられる?

市販教材中心の勉強法でも70点到達は可能だが、リスニングとスピーキングは音声・会話練習を伴う勉強法を組み合わせたほうが取り方として効率がよい。りょうたさんも市販教材とオンライン英会話を併用する勉強法で結果を出している。教材選びだけでなく、日々の学習の取り方そのものを見直す視点も忘れないようにしたい。

まとめ

TOEFL70点は4技能をバランスよく積み上げれば、3ヶ月という短期間でも到達できるスコアだ。停滞したときほど感覚に頼らず、模試の数値でボトルネックのセクションを特定することが近道になる。まずは公式問題集で現状のセクション別スコアを把握するところから始めてみてほしい。独学であっても、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能それぞれに合った勉強法を組み合わせれば、70点という壁は決して高すぎる目標ではない。大切なのは、感覚に頼らず模試の数値で弱点セクションを特定し、そのセクションに合った取り方で学習時間を配分し直すことだ。今日から使える具体的な70点の取り方を一つでも試してみてほしい。自分に合わない取り方に固執せず、柔軟に勉強法を見直す姿勢が70点突破への近道になる。

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