マンション管理士テキストおすすめ6選と独学の選び方

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「独学でこの資格に合格する」と決めたとき、本屋でテキストを1冊だけ適当に選んで後悔した。区分所有法や標準管理規約の条文が並ぶページを開いた瞬間、宅建で慣れていたはずの法律用語なのに頭に入ってこない。買った教材が自分の理解度に合っていなかった。

※ここで紹介する田中さん(仮名)の体験は、複数の独学合格者の学習法をもとに構成した架空のケースだ。

田中さんは宅地建物取引士として不動産会社に5年勤務し、マンション管理会社へのキャリアアップを目指して同資格の受験を決意した。平日1時間・休日3時間という限られた学習時間の中で、最初の1ヶ月は条文の丸暗記に時間を溶かし、模試の点数はほとんど伸びなかった。教材を2冊目に切り替え、学習フェーズに合わせて使い分けるようになってから、4ヶ月という短い学習期間でも得点が安定して伸びるようになったという。とくにおすすめしたい組み合わせだ。

独学で後悔しないテキスト選び3つの基準

study desk with textbooks, highlighter, notebook

同資格のテキストは種類が多く、内容の網羅性だけで選ぶと自分の学習スタイルに合わないことがある。独学で結果を出した受験者の傾向を踏まえると、教材選びの基準は次の3つに絞られる。独学者におすすめの選び方でもある。

1つ目は図解や表の量だ。区分所有法・標準管理規約・建築基準法など横断的な知識を扱うため、文字だけの参考書は理解に時間がかかる。2つ目は管理業務主任者試験との共通範囲への対応度で、ダブル受験を視野に入れるなら1冊で両試験をカバーできる構成が効率的になる。3つ目は法改正への対応状況だ。区分所有法や標準管理規約は数年おきに改正されるため、古い版の教材を使うと出題範囲とのズレが生じる。田中さんも受験1年目に旧版の教材を使い続けて標準管理規約の改正点を見落とし、模試で失点した経験がある。

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マンション管理士テキストおすすめ6選比較

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独学合格者の間で定番となっているテキスト・問題集を、特徴とあわせて紹介する。とくにおすすめは後述の2冊だ。インプット用の教材4冊と、直前期の得点力を上げる問題集2冊に分けた。

教材名 出版社 特徴
出る順マンション管理士・管理業務主任者 合格テキスト LEC東京リーガルマインド 頻出論点を絞り込んだ構成で、管理業務主任者とのダブル受験に対応、初学者にもおすすめ
マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト(上・中・下) TAC出版 網羅性が高く、条文の背景解説まで踏み込んだボリューム重視型
らくらくわかる!マンション管理士速習テキスト TAC出版(早稲田経営出版) 図表中心で読みやすく、初学者のインプット期に向く、独学者におすすめ
マンガはじめてマンション管理士・管理業務主任者 住宅新報出版 マンガで概要を掴んでから参考書に進む二段構え構成
出る順マンション管理士・管理業務主任者 頻出問題集 LEC東京リーガルマインド 教材と連動した過去問演習で直前期の得点力を強化
マンション管理士・管理業務主任者 過去問題集 TAC出版 年度別の出題傾向を把握しやすく、模試代わりに使える

田中さんが実際に使ったのはLECの教材と、直前期に追加したTAC出版の総合教材シリーズの過去問題集だった。インプット期には図表中心の住宅新報出版のマンガ形式の入門書で概要を掴んでから読み進めたことで、条文の理解がスムーズになったという。

学習フェーズ別の使い分け方

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インプット期はテキスト1冊を繰り返す

学習開始から2ヶ月程度のインプット期は、教材を1冊に絞って繰り返し読む方が知識が定着しやすい。複数の教材に手を出すと情報量に振り回され、結局どれも中途半端になる。田中さんはこの時期に図解中心の教材を選び、1章を読んだら該当する過去問を数問解くサイクルを繰り返した。この方法はインプット期におすすめだ。

直前期は問題集中心に切り替える

試験の1〜2ヶ月前になったら、教材を読む時間を減らし問題集中心に切り替える。田中さんは直前期に同シリーズの頻出問題集を1日30問のペースで解き、間違えた論点だけ教材に戻って確認する方式に変えた。この切り替えを境に模試の得点が20点近く伸びたという。

管理業務主任者とのダブル受験を見据えた選び方

同資格のテキストは、原則として管理業務主任者とのダブル受験を前提に作られているものが多い。両試験は出題範囲の7割前後が重なるため、専願用の教材はほとんど流通していない。ダブル受験を検討している場合は、最初から「マンション管理士・管理業務主任者」と併記されたテキストを選ぶとよい。共通範囲と各試験固有の論点が区別しやすい構成かどうかも確認しておきたい。田中さんはLECの教材で共通範囲を先に固め、管理業務主任者特有の設備・維持保全の論点だけ別冊の薄い参考書で補った。併記型の教材はダブル受験者におすすめだ。受験時期が近い場合は、先に単独試験の学習を進め、直前期に共通範囲以外の論点だけ追加で対策する順序が効率的だ。両試験の出題傾向を見比べながら学習計画を調整すると得点が安定しやすい。

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法改正対応版の見分け方

区分所有法や標準管理規約は法改正の頻度が高く、古い版の教材では出題範囲とズレが生じる。テキストを選ぶ際は表紙や奥付にある年度表記を必ず確認し、直近の試験年度に対応した最新版を選ぶことが欠かせない。試験の出題根拠となる制度改正の詳細は、試験実施団体である公益財団法人マンション管理センターの公式サイトで最新情報を確認できる。田中さんは受験1年目に旧版の教材で学習を続けてしまい、標準管理規約の改正箇所を模試で問われて失点した経験がある。この経験から、2年目は購入前に必ず出版年度を確認するようになった。最新版の確認は特におすすめの習慣だ。改正情報は出版社の公式サイトや正誤表ページでも随時公開されるため、購入後も定期的に確認しておくと安心だ。特に区分所有法は近年改正が相次いでいるため、学習開始時点で最新の条文に対応しているかを必ずチェックしたい。

よくある質問

マンション管理士のテキストは何冊必要ですか?

インプット用のテキスト1冊と問題集1〜2冊の組み合わせが目安になる。教材を何冊も買い揃えるより、1冊を繰り返し読み込む方が知識の定着は早い。1冊への絞り込みがおすすめだ。

独学とスクール利用でテキストの使い方は変わりますか?

独学の場合は教材の解説だけを頼りに理解を進める必要があるため、図解や具体例が豊富な参考書を選ぶ重要度が高くなる。通信講座を併用する場合は講座の教材をメインに、市販の書籍は補助として使う形でも学習を進めやすい。この併用がおすすめの進め方だ。

管理業務主任者の勉強も同時にできますか?

共通範囲が多いため、同資格のテキストで基礎を固めれば管理業務主任者の学習にもそのまま活かせる。田中さんも同じ教材で両試験の共通範囲を学習し、試験直前に管理業務主任者特有の論点だけ追加で対策した。

まとめ

同資格のテキスト選びは、図解の量・管理業務主任者との共通範囲への対応・法改正対応の3つを基準にすると失敗しにくい。インプット期は1冊を繰り返し、直前期は問題集中心に切り替えるという学習フェーズ別の使い分けも、独学で得点を伸ばすうえで効果が大きい。今回紹介したテキスト・問題集を軸に、とくにおすすめなのは、図解が豊富で法改正に対応した最新版の教材だ。自分の学習スタイルに合った1冊を見つけてほしい。

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