地方銀行の一般職として働いていた山田美咲さん(34歳・仮名)は、旅行会社への転職を目指していた。きっかけは、旅行業務取扱管理者の資格取得を決意したことだった。独学で教材を選び始めたが、参考書の種類が多すぎて何から手をつければよいか分からなかった。勉強を始める前の段階で、半月近くを教材選びだけに費やしてしまった。この足踏みが、後に通信講座を選ぶきっかけになった。
※ここで紹介する山田美咲さんの体験は、複数の学習者の声をもとに構成した架空のケースです。
独学と通信講座、旅行業務取扱管理者に向いているのはどちら

旅行業務取扱管理者試験は「旅行業法」「約款」「国内旅行実務」の3科目からなる。運送や宿泊施設の料金計算まで出題され、暗記だけでは太刀打ちできない。独学では、どの参考書がこの3科目を網羅しているか自分で見極める必要がある。範囲の広さに、途中で挫折する受験者も少なくない。
通信講座は、出題範囲に沿ったカリキュラムがあらかじめ組まれている。山田さんが選んだユーキャンでは、8か月の学習スケジュールが提示された。迷う時間を学習時間に変えられたことが、独学との一番の違いだった。添削課題を通じて弱点を可視化できる点も、独学にはない利点だ。
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通信講座選びで失敗しないための3つの比較ポイント
料金を抑えたい人にもサポート重視の人にもおすすめの基準は、大きく3つに絞られる。
- 料金:総合コースの相場は4万円台〜7万円台で、講座によって3万円以上差がある。
- サポート体制:添削回数や質問対応の窓口(メール・チャット)の有無で、独学に近い状態になるかが変わる。
- 教材と合格実績:出題傾向の的中率や、直近の合格率の公表有無を確認する。
旅行業務取扱管理者のおすすめ通信講座3社比較

料金・サポート・特徴の3軸で、おすすめの3社を比較した。
| 講座名 | 料金の目安 | サポート体制 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| フォーサイト | 43,800円〜 | メール質問対応 | 業界最安値水準、eラーニング対応 |
| ユーキャン | 59,000円台〜 | 添削・質問対応が手厚い | 書店売上No.1テキスト、8か月完結 |
| 資格の大原 | 25,300円〜74,800円 | 次の課題を明示 | 通学講座のノウハウを反映 |
フォーサイトがおすすめな理由
フォーサイトは受講料が業界最安値の水準で、総合コースが43,800円からと3社の中で最も抑えられている。eラーニング「ManaBun」で1本15分程度の講義動画を配信しており、通勤時間などの隙間時間で学習を進めやすい。料金を抑えて短期間で合格を狙いたい人に向いている。詳しい料金プランはフォーサイト公式サイトで確認できる。
ユーキャンがおすすめな理由
ユーキャンは書店売上No.1のテキストを採用し、8か月で無理なく学習を終えられるスケジュール冊子が届く。添削や質問対応が手厚く、初めて資格試験に挑戦する人でも迷いにくい。山田さんが実際に選んだのも、このサポート体制の手厚さだった。コース詳細はユーキャン公式サイトで見られる。
資格の大原がおすすめな理由
資格の大原は、通学講座で培ったノウハウを通信講座にも反映している。料金はコースにより2万円台〜7万円台と幅広く、学習ペースに応じて選べる。次に取り組むべき課題が明確に示されるため、独学で迷いやすい人ほど恩恵を感じやすい。詳細は資格の大原公式サイトで確認できる。
独学と比べた費用対効果を計算してみた
山田さんは独学期間中に、参考書とテキストを合わせて約1万5千円分購入していた。しかし範囲を絞り切れず、結局同じ内容を扱う教材を買い直す羽目になった。最初から出題範囲に対応した1冊を選べていれば、出費は半分近くに抑えられたはずだった。
通信講座の受講料は約5万円だったが、8か月で迷わず学習を終えられた。仮に独学のまま合格が1年遅れていたら、資格手当や転職のタイミングも同じだけ遅れていた計算になる。金額だけでなく、時間を買う発想が費用対効果を左右する。
教育訓練給付金制度でお得に受講する
この資格の通信講座は、対象講座であれば教育訓練給付金制度を利用できる場合がある。一般教育訓練給付の対象講座なら、受講料の20%(上限10万円)がハローワークから支給される。支給を受けるには、受講開始日の時点で雇用保険の加入期間が一定以上必要になる。
対象講座かどうかは講座ごとに異なるため、申し込み前に公式サイトの制度対象表記を確認する必要がある。雇用保険の加入期間など受給要件もあわせてチェックしておくのがおすすめだ。手続きの窓口は、居住地を管轄するハローワークになる。
旅行業務取扱管理者試験の合格率とスケジュール

旅行業務取扱管理者試験は2024年度からCBT方式に変わった。9月頃の実施期間中に、希望日を選んで受験する仕組みになっている。試験区分は、国内旅行のみを扱う国内コースと、海外旅行も扱える総合コースの2種類に分かれる。制度や実施団体の詳細は観光庁の旅行業法ページで公表されている。
合格率は年度や区分によって変動するが、全体ではおおむね30%前後で推移している。独学の場合は出題範囲の広さから対策が後手に回りやすく、迷っている人ほど通信講座がおすすめだ。法改正や統計データが絡む科目は、独学だと情報の更新に気づきにくい。
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よくある質問
旅行業務取扱管理者の通信講座はいくらくらいですか?
総合コースの相場は、4万円台から7万円台が中心になる。国内コースであれば、2万円台から選べる講座もある。料金を抑えたいならフォーサイトが、サポート重視ならユーキャンがおすすめだ。
独学でもこの資格に合格できますか?
独学でも合格は可能だが、3科目の出題範囲を自分で整理する手間がかかる。学習計画を立てるのが苦手な人ほど、通信講座のカリキュラムに沿うほうがおすすめだ。特に国内旅行実務は計算問題が多く、独学だと解法のクセに気づきにくい。
教育訓練給付金はこの資格の講座でも使えますか?
講座が制度の対象として指定されていれば利用できる。対象かどうかは講座ごとに異なるため、申し込み前に公式サイトで確認するのが確実だ。対象講座には、制度の対象である旨がコースページに明記されている。
まとめ
この資格の通信講座は、フォーサイト・ユーキャン・資格の大原それぞれに異なる強みがある。料金重視ならフォーサイトが、サポート重視ならユーキャンがおすすめだ。次の一歩が明確な学習を求めるなら、資格の大原もおすすめできる。独学で立ち止まってしまった時間こそが、通信講座を選ぶ一番の理由になる。