トリマー資格の種類と取り方を徹底解説【未経験OK】

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「この仕事に就きたいけれど、資格の種類が多すぎてどれを選べばいいのか分からない」。愛犬をきっかけにトリマーを目指した高橋美咲さん(28歳)も、資格取得を決意した当初は同じ悩みを抱えていました。JKC公認トリマー、AAV認定サロントリマー検定など、名前を調べるほど選択肢が増え、比較する軸すら見えなくなっていたといいます。

※本記事で紹介する高橋美咲さんの体験は、複数の資格取得者の声をもとに構成した架空のケースです。

トリマー資格は国家資格ではなく民間資格のため、種類も認定団体も多岐にわたります。この記事では代表的な資格の種類の違いと取り方、費用の目安を、美咲さんが半年で資格を取得するまでの過程とあわせて紹介します。

トリマーに資格は必須?資格なしで働ける現実と取得するメリット

結論から言うと、トリマーとして働くために資格は法律上必須ではありません。動物取扱業の登録要件を満たせばペットショップやサロンは営業でき、無資格のまま実務経験を積んで独立する人も実在します。ただし採用の現場では話が変わります。

大手ペットサロンやチェーン店の求人票を見ると、応募条件に「JKC公認トリマーC級以上」「資格保有者優遇」と明記する求人が目立ちます。未経験者を採用する店舗でも、資格保有者はカット技術の証明として即戦力扱いされやすく、給与面での優遇や指名料の設定を任されるケースもあります。逆に無資格の場合、シャンプーやブラッシングなど補助業務からのスタートとなり、カット担当までの実務経験期間が長引く傾向があります。

トリマー資格の種類一覧|JKC・AAVなど代表5資格を比較

dog groomer certificate award ceremony

トリマー資格を発行する団体は一つではなく、認定団体ごとに難易度や知名度が異なります。資格の種類は認定団体によって大きく変わるため、まず全体像をつかむことが大切です。評価される技術範囲も種類ごとに異なるため、比較の際は表だけでなく本文の説明も確認しましょう。似た名称でも種類が違えば難易度も変わるため、比較表と本文の両方を見て種類を見極めることが大切です。求人票で名前が挙がる頻度が高い代表的な5種類の資格を、認定団体・受験資格の種類・難易度の観点で整理しました。

JKC公認トリマー(C級・B級・A級・教士・師範)

日本国内で最も知名度が高いのが、一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)が認定する公認トリマー資格です。JKC公式サイトによると、C級・B級・A級・教士・師範の5段階に分かれ、C級はJKC公認の養成機関で所定の課程を修了し卒業試験に合格することで取得できます。上位級への挑戦にも年数の壁があり、B級はC級取得から2年以上、A級はB級取得から3年以上経過してからの受験が条件です。養成機関を経由しない場合はJKC会員歴2年以上でも受験資格を得られますが、実技試験の対策を独学で仕上げる負担は小さくありません。この取り方を選ぶ場合は、費用を抑えられる分、時間がかかる点も踏まえておく必要があります。この取り方が向くかどうかは、事前に体験レッスンで見極めておくと安心です。

AAV認定サロントリマー検定

JKCに次いで求人票で見かけるのが、一般社団法人全国動物専門学校協会(AAV)が主催するサロントリマー検定です。AAV公式の検定情報によると、犬種を問わず対応できる技術を測る試験で、資格の種類として1級・2級・3級の3段階に区分されています(S級を含む上位区分は別制度「トリマー検定」)。受験には動物関連の教育課程を級により300〜700時間履修する必要があり、専門学校のカリキュラムに組み込まれていることが一般的です。教育課程を通じた取り方が主流で、独学だけでこの資格の種類を目指すのは現実的ではありません。筆記・実技のどちらかが不合格でも、次回試験では不合格だった科目のみ再受験できる仕組みも用意されています。

そのほかの主要資格(JPLA・JCSA・SAEなど)

このほかにも、資格の種類としてJPLA(日本ペット技能検定協会)が発行するライセンスがあります。さらにJCSAによるマスターライセンスやSAE認定資格の種類など、認定団体ごとに独自の種類の資格が存在します。いずれも国家資格ではなく民間資格である点は共通していて、優劣というより「どの養成機関・通信講座で学ぶか」に紐づいて種類が決まるのが実情です。就職を有利に進めたいなら、応募したい求人票や志望するサロンの採用条件を先に確認し、そこで名前が挙がる資格の種類から逆算して選ぶ取り方が遠回りになりません。

5種類の資格の特徴を表にまとめました。

資格の種類 認定団体 受験資格の目安 取得までの期間目安
JKC公認(C級) ジャパンケネルクラブ 養成機関で所定課程を修了 1年程度(通学)
AAVサロン検定 全国動物専門学校協会 動物関連教育課程300〜700時間(級により異なる) 専門学校在学中に取得
JPLAライセンス 日本ペット技能検定協会 通信講座と実技講習の受講 半年〜1年
JCSAマスターライセンス JCSA(民間団体) 下位資格取得後の実務経験 2年以上
SAE認定資格 SAE(民間団体) 認定校でのカリキュラム修了 1年程度

トリマー資格の取り方|スクール通学と通信講座の違い

資格取得の取り方は大きく分けて2つあります。この資格の取り方に唯一絶対の正解はなく、専門学校やトリマースクールに通学する取り方と、通信講座で座学を進めながら実技をスクーリングで補う取り方があります。通学は毎日決まった時間に技術指導を受けられるため上達が早い一方、学費は2年制の専門学校で200万円前後かかることも珍しくありません。通信講座は費用を20万〜40万円程度に抑えられ、社会人が働きながら受講しやすいのが利点です。ただしカットやシャンプーの実技は動画だけで習得しきれないため、多くの通信講座が数日間の対面スクーリングを必須カリキュラムに組み込んでいます。

独学での受験は可能?実技試験という壁

JKC公認トリマーは会員歴2年以上あれば養成機関を経由せず受験資格を得られますが、これは「独学で合格できる」こととは別問題です。実技試験ではモデル犬を使ったカット技術を70点以上のスコアで仕上げる必要があります。独学者がプロの評価基準や正しい練習の取り方を知らないまま重ねても、癖のついたカットから抜け出せずに不合格を繰り返すケースが少なくありません。美咲さんも独学でのC級挑戦を最初に検討しましたが、体験レッスンでプロ講師から癖を指摘された経験から、通信講座のスクーリングを利用する取り方に切り替えています。

【体験談】未経験からトリマー資格を取得した美咲さんのケース

woman working dog grooming salon

美咲さんは元アパレル販売員で、実務経験はゼロの状態から複数ある資格の種類を比較したうえで取得を目指しました。選んだのは通信講座と月2回のスクーリングを組み合わせたカリキュラムで、教材にはJKC公認テキストとモデル犬用のシザー・スキバサミのセットを使用しています。学習期間は合計6か月、平日は仕事後に1時間、休日は3時間ほどを教材の反復練習とカット動画の見返しに充てました。

3か月目のスクーリングで基礎カットの評価が伸び悩み、講師からハサミの持ち方から見直すよう指摘を受けたことが最大のつまずきです。そこから2週間、持ち方だけを反復した結果、モデル犬の被毛を切りすぎるミスが減り、4か月目以降は評価が安定しました。受講料とスクーリング費用、モデル犬用の道具一式を合わせた総額は約22万円です。試験はJKC公認トリマーC級を受験し、筆記・実技とも1回で合格しています。現在は都内のペットサロンに就職し、シャンプー・ブラッシング担当からスタートして半年でカット業務に加わりました。

資格取得にかかる費用と期間の目安

費用と期間は取り方によって大きく変わります。専門学校(2年制)は学費150万〜220万円、期間は2年が目安です。通信講座は20万〜40万円で、スクーリングを含めても半年〜1年で修了できるプランが主流です。コースの種類によって費用や期間には幅があるため、複数の講座案内を取り寄せて比較すると安心です。独学に近い形でJKC会員歴だけで受験資格を得る取り方は、教材費のみで数万円に抑えられます。ただし実技指導を受けられない分、合格までに複数回受験する人も珍しくなく、結果的に受験料がかさむ可能性があります。初期費用の安さだけで取り方を選ぶと、実技試験で不合格が続き、かえって時間もお金も余分にかかるケースがある点は美咲さんの体験からも見えてきます。どの取り方を選ぶ場合も、種類によって受験条件や実技試験の基準が異なるため、費用だけでなく合格までにかかる期間も含めて比較することが大切です。

資格選びで失敗しないための3つのチェックポイント

dog grooming scissors tools closeup

資格の種類で迷ったときは、以下の3点を確認すると選択肢が絞り込めます。

  • 志望する就職先の応募条件を先に確認する:サロンやペットショップの求人票で指定されている資格名を優先すると、就職活動で迷いません。
  • 実技指導の有無で通信講座の種類を選ぶ:座学のみの安価な講座は要注意です。スクーリングやオンライン添削でカット技術を評価してもらえるか確認します。
  • 上位級への道筋があるか確認する:JKC公認トリマーのように取得後にB級・A級とキャリアアップできる資格の種類は、長く働くほど資格の価値が積み上がります。

3つのポイントに共通するのは、資格の種類ごとの特徴を理解したうえで、自分に合った取り方を選ぶという視点です。焦らず複数の資格の種類を比較検討する時間を確保しましょう。種類選びに正解はありません。

よくある質問

トリマー資格は独学だけで取得できますか?

完全な独学は困難です。JKC公認トリマーは会員歴があれば受験資格自体は得られます。ただし実技試験のカット評価はプロ講師の指導なしで基準を満たすのが難しく、多くの合格者は通信講座か通学という取り方でスクーリングを受けています。

無資格でもトリマーとして就職できますか?

就職自体は可能です。ただし応募条件に資格の種類を明記する求人が多く、無資格の場合はシャンプーやブラッシングなどの補助業務からのスタートになりやすい点は理解しておく必要があります。取り方次第でスタート時期に差が出ることも理解しておくと安心です。

資格の種類が多くて迷う場合の取り方の決め方は?

まずは志望先の求人票が指定する資格の種類を確認し、そこから取り方(通学か通信講座か)を逆算して決めるのが遠回りしない方法です。

資格取得後、独立や開業はできますか?

JKC公認トリマーB級以上やAAV認定検定の上位級を取得し、数年の実務経験を積んだうえで独立して働く人もいます。開業には動物取扱業の登録が別途必要になるため、資格の種類ごとの取得条件と合わせて確認しておくと安心です。

まとめ

この資格は国家資格ではなく、JKC公認トリマーやAAV認定サロントリマー検定など複数の民間資格の種類から選ぶことになります。就職を優先するなら志望先の求人票で指定される資格の種類を確認し、実技指導が受けられる通信講座かスクールを選ぶことが遠回りを防ぐポイントです。美咲さんのように半年間の通信講座とスクーリングを組み合わせるという取り方をとれば、未経験からでもC級取得は十分に狙えます。資格の種類ごとに求められる実技レベルや費用は異なるため、焦らず比較してから取り方を決めることが遠回りを防ぐ一番の近道です。資格の種類と取り方に迷ったら、まずは気になる養成機関やスクールの体験レッスン・資料請求から情報を集めてみてください。

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