「単語帳を1冊やり切ったはずなのに、一次試験の語彙問題が半分も取れない」。小林さん(29歳・営業職、仮名)が英検準1級に挑んだ最初の受験は、そんな結果に終わった。
※ここで紹介する小林さんの体験は、複数の学習者の声をもとに構成した架空のケースです。
TOEIC730点を持ち、英語には多少の自信があった小林さんが最初に選んだのは「文で覚える単熟語(文単)」だった。長文の中で単語を覚える方式は理にかなっているはずだったが、1文が長く、1日にこなせる語数が10語前後にとどまり、1ヶ月で挫折した。単語帳を「でる順パス単 5訂版」に切り替えてからは、見出し語と一言訳をテンポよく回す方式が合い、3ヶ月で語彙問題の正答率が5割から8割に伸びた。その結果、一次・二次とも合格した。学習期間は合計5ヶ月だった。
英検準1級合格に必要な語彙数はどれくらいか
英検準1級の合格ラインには、8,000〜9,000語程度の語彙力が目安とされる(英検準1級 試験概要|公益財団法人日本英語検定協会)。ただし覚える意味を知っているだけでは不十分で、ライティングやスピーキングで自然に使える語彙とリーディングで意味だけ拾えればよい語彙を分けて学習計画を立てると、限られた時間の配分がしやすくなる。
英検準1級のおすすめ単語帳4冊を比較する
でる順パス単 5訂版
過去問分析にもとづき「よく出る順」に単語・熟語が並ぶ。旺文社のリスニングアプリ「英語の友」で音声を聞きながら復習できるため、通勤時間に耳から繰り返す学習と相性がよい。
出る順で最短合格!英検準1級単熟語EX 第2版
大問1の語彙問題で狙われやすい単語を厳選し、頻出順に掲載している。1冊の総語数を絞っているぶん、周回速度を重視したい人に向く。
文で覚える単熟語(文単)4訂版
例文の中で単語を覚える方式で、リーディング・リスニング対策を兼ねられる。文脈から語感をつかみたい人には有効だが、1周にかかる時間は長めになりやすい。
キクタン英検準1級
チャンツ(リズム)に乗せて単語を聞き流す方式で、1回の学習量が16語に固定されている。学習量を毎日一定に保ちたい人に向く。
的中率で比較するとどうなるか
| 単語帳 | 方式 | 1周の目安期間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| でる順パス単 | 頻度順・単語単位 | 約1ヶ月 | 短期集中で周回したい人 |
| 単熟語EX | 頻度順・厳選型 | 約3週間 | 語彙問題だけ先に固めたい人 |
| 文単 | 例文暗記型 | 約2ヶ月 | リーディングも同時に鍛えたい人 |
| キクタン | 音声チャンツ | 約1.5ヶ月 | 通勤・家事中心で耳から学びたい人 |
単語帳で挫折しないための使い方
小林さんが2冊目で継続できた理由は、単語帳を変えたことよりも「1日にやる範囲を固定した」ことにあった。見開き2ページ・約20語を上限に決め、覚えられなくてもその日のうちに次に進む運用に変えたところ、1周にかかる心理的な負荷が下がった。
通勤時間を使った実践スケジュール例
平日は通勤の往復40分で新出20語を音読、土日の朝30分で1週間分を復習する配分にすると、5訂版パス単の見出し語だけなら7週間前後で1周できる。2周目以降は覚えていない単語にだけ付箋を残し、3周目でその付箋だけを潰す進め方にすると、周回のたびに作業量が減っていく実感が続きやすい。
タイプ別・あなたに合う単語帳の選び方
短期間で語彙問題の点数だけ底上げしたいなら単熟語EXかでる順パス単、リーディング・ライティングまで含めて語彙の使い方を身につけたいなら文単が向く。机に向かう時間が取りにくいなら、音声中心のキクタンが選択肢になる。1冊に絞れない場合は、パス単を軸にしつつ苦手ジャンルだけ文単の例文で補強する組み合わせ方も選べる。
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英検準1級の勉強法|独学6ヶ月合格スケジュールを公開英検準1級は独学でも合格できる。6ヶ月間の学習スケジュール、頻出語彙の覚え方、リーディング・リスニング・ライティングの対策、独学では手薄になりやすい二次試験(面接)の練習法まで、挫折を乗り越えた会社員の合格者の体験をもとに具体的に解説する。
英検準1級の難易度と大学生の勉強法・単位認定活用英検準1級は大学中級レベルとされ合格率は約15%。2級との必要語彙数やTOEIC換算スコアの違いを比較しながら、大学の単位認定・留学での活用法、独学でできる二次試験(面接)対策の勉強法、4ヶ月で合格した大学生の体験談まで詳しく紹介します。ぜひ参考にしてください。まとめ:単語帳選びに迷ったら
単語帳の優劣よりも、1日の学習量を自分の生活リズムに合わせて固定できるかどうかが継続を左右する。小林さんのように最初の1冊で伸び悩んでも、方式の異なる単語帳に切り替えるだけで語彙問題の正答率が変わることがある。まずは1冊を2週間試し、進み方に無理がないかを基準に選び直してみてほしい。