メンタル心理カウンセラーは、日本能力開発推進協会(JADP)が認定する民間資格です。心理学の基礎知識とカウンセリングの実践技法を体系的に学べる内容で、家族や職場の人間関係に悩む人を支える力を身につけたい社会人から支持されています。国家資格ではないため受験資格に制限がなく、学歴や実務経験を問わず誰でも挑戦できる、難易度の面でもハードルが低い資格です。
取得を目指すルートは通信講座が主流です。テキストで心理学理論とカウンセリング事例を学び、添削課題をこなしながら知識を定着させ、最短2〜3ヶ月で受験資格を得られる講座が多く見られます。医療機関や福祉施設、企業の人事部門など、幅広い現場で活かせる点が魅力です。
メンタル心理カウンセラー資格の難易度を徹底解説

ここでは試験形式や合格基準の観点から、この資格の難易度を具体的に見ていきます。
試験形式は自宅受験・テキスト持ち込み可
試験はマークシート方式で、自宅でテキストを見ながら受けられる形式です。丸暗記を求められないため、暗記が苦手な人でも要点を理解していれば十分に対応できます。この形式は他の心理系資格と比べても難易度の面で負担が軽く、働きながら取得を目指す人にとって心強いポイントです。
合格基準は70%以上の得点
合格基準は全問題の合計得点の70%以上とされています。公式には合格率は公表されていませんが、テキスト持ち込み可という試験形式や出題範囲の狭さから、着実に学習すれば十分に届く水準だと考えられます。この難易度であれば、初めて心理系資格に挑戦する人でも十分に合格を狙えます。
気になる合格率のデータ
JADPはこの資格の合格率を公式には発表していません(JADP公式サイト参照)。ただし試験がテキスト持ち込み可の在宅方式であることに加え、公認心理師や臨床心理士のような国家資格と比べて出題範囲が限定されています。そのため、難易度は相対的に低く、合格率は高水準にあるとみられています。
参考として、通信講座各社が公開している受講生の合格実績では、正しく講座を修了した人のほとんどが初回受験で合格しているという報告が目立ちます。難易度を過度に恐れず、テキストの要点を押さえる学習を積み重ねることが合格への近道です。
実際に、通信講座の受講生アンケートでは「独学より計画的に学べた」「働きながらでも無理なく合格できた」といった声が多く寄せられており、体感的な難易度は決して高くないことがうかがえます。
他の心理系資格との難易度比較
心理系の資格は種類が多く、難易度の差も大きいため、代表的な資格と比較しておきましょう。
| 資格名 | 資格種別 | 受験資格 | 難易度の目安 |
|---|---|---|---|
| メンタル心理カウンセラー | 民間資格 | 制限なし | やさしい〜標準 |
| メンタルケア心理士® | 民間資格 | 制限なし | 標準 |
| 公認心理師 | 国家資格 | 指定の大学院修了等 | 難関 |
| 臨床心理士 | 民間資格(専門性高い) | 指定大学院修了等 | 難関 |
公認心理師や臨床心理士は指定の大学院修了などの受験資格が必要な専門職向けの資格で、難易度も学習期間も段違いです。一方でこの資格は受験資格の制限がなく、数ヶ月の学習で挑戦できる入門的な位置づけといえます。まずは基礎を固め、興味に応じて上位資格を目指す人も少なくありません。
心理系資格の全体像や選び方をより詳しく知りたい方は、心理カウンセラーの資格一覧|種類と選び方を徹底比較も参考にしてください。
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【体験談】人事担当者が2ヶ月で合格するまで
「部下がメンタル不調で休職してしまい、どう声をかければよいのか分からなかった。」人事部で働く田中さやかさん(32歳・仮名)は、そんな経験をきっかけに、同資格の取得を決意しました。仕事と両立できる難易度なのか不安を感じながらも、通信講座での学習をスタートさせています。
※ここで紹介する田中さんの体験は、複数の学習者の声をもとに構成した架空のケースです。
学習スケジュールと使用教材
ユーキャンの通信講座を申し込み、平日は通勤電車内でテキストを読み、休日にまとめて添削課題に取り組むスタイルで学習を進めました。学習期間は2ヶ月、独学部分を含めた総学習時間は約60時間です。基礎心理学とカウンセリング理論のテキスト2冊を中心に、事例集で実践的な受け答えのパターンを覚えていきました。
つまずいたポイントと乗り越え方
最初につまずいたのは、防衛機制やカウンセリング理論に登場する専門用語の多さでした。丸暗記しようとして挫折しかけましたが、実際の相談事例に当てはめながら読み進める方法に切り替えたところ、用語の意味が自然に頭に入るようになりました。試験本番はテキスト持ち込み可のため、要点をまとめたノートを索引代わりに活用し、初回受験で82点で合格しています。振り返ってみると、体感した難易度は事前に想像していたよりも低いものでした。
合格に必要な勉強時間の目安
一般的に合格に必要な勉強時間は60時間前後とされています。1日30分の学習でも、3〜4ヶ月あれば無理なく到達できる計算です。田中さんのように通勤時間を活用すれば、まとまった学習時間を確保しにくい社会人でも十分にペースを作れます。
学習計画を立てる際は、最初の1ヶ月でテキスト全体に目を通し、残りの期間で添削課題と事例演習を繰り返す配分がおすすめです。苦手分野を後回しにせず、早い段階で洗い出しておくと、体感する難易度をさらに下げられます。
特に学習開始1週間は専門用語の多さに戸惑いやすい時期です。ここを乗り越えれば、あとは事例に沿って理解を深めるだけなので、学習ペースが安定しやすくなります。焦らず一つずつクリアしていく姿勢が、結果的に最短ルートになります。
資格取得後の活かし方
この資格の学びは、医療機関の受付や福祉施設の相談員、企業の人事・労務部門など幅広い現場で役立ちます。独占業務があるわけではありませんが、傾聴のスキルを裏付ける知識として評価されやすい資格です。産業カウンセラーやキャリアコンサルタントなど、上位資格へのステップとして取得する人も増えています。
たとえば人事・労務部門では、休職者との面談や社内相談窓口の対応において心理学の基礎知識が実務に直結します。福祉や医療の現場でも、専門職を補助する立場として傾聴スキルが評価される場面が増えています。
さらに専門性を高めたい場合は、産業カウンセラー資格の取り方|養成講座から試験までや、キャリアコンサルタントの難易度と合格率を徹底解説も参考にしてください。
あわせて読みたい産業カウンセラー資格の取り方|養成講座から試験まで産業カウンセラーなど企業内カウンセリングに強い資格の取り方を紹介しています
よくある質問
Q. メンタル心理カウンセラーは独学でも合格できますか? A. 独学でも合格は可能ですが、出題範囲を把握しにくいため、通信講座のテキストを使う人が大半です。独学の進め方や限界については心理カウンセラーは独学でなれる?取れる資格と限界で詳しく解説しています。
Q. 合格率はどのくらいですか? A. JADPは公式な合格率を公表していません。ただし在宅受験かつテキスト持ち込み可という形式から、しっかり学習すれば高い確率で合格が見込めます。
Q. 何ヶ月あれば取得できますか? A. 通信講座を利用した場合、2〜3ヶ月程度で受験資格を得られるケースが多く、田中さんのケースも2ヶ月でした。
Q. 資格を取ったらどんな仕事に活かせますか? A. 医療・福祉施設の相談員や企業の人事・労務担当、独立してのカウンセリング活動など、幅広い分野で傾聴スキルを役立てられます。
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まとめ
メンタル心理カウンセラーの資格は、自宅受験かつテキスト持ち込み可という試験形式もあり、正しく学習すれば十分に合格を狙える難易度です。60時間前後の学習時間を確保し、事例に沿って専門用語を理解していけば、働きながらでも無理なく挑戦できます。まずは通信講座の資料を取り寄せ、自分に合った学習スケジュールを立ててみましょう。
通信講座を活用すれば、隙間時間でも着実に学習を進められます。本記事で紹介した勉強時間の目安やつまずきやすいポイントを参考に、無理のないペースで合格を目指しましょう。まずは気になる講座の資料を比較し、自分に合った教材選びから始めてみてください。焦らず着実に学びを積み重ねれば、合格はきっと手の届くところにあります。
