公務員試験の独学は何ヶ月必要?社会人の学習期間の目安

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公務員試験の独学、勉強期間の目安は「300〜1500時間」

person studying with calendar, textbooks

公務員試験を独学で目指す人が最初にぶつかる疑問は、結局のところ「自分は何ヶ月あれば間に合うのか」だろう。合格までの学習期間は半年から2年、学習時間にして300〜1500時間が一つの目安になる。試験区分や併願の有無、社会人か学生かによって、必要な何ヶ月は大きく変わる。人事院が公表する国家公務員試験の実施状況を見ると、総合職は4月ごろ、一般職は6月ごろに一次試験が行われる。逆算スケジュールを組む上では、この試験日から何ヶ月前に学習を始めるかが最初の判断材料になる。

結論から言うと、社会人が独学で公務員試験を目指す場合、何ヶ月かかるかの現実的な目安は9ヶ月〜1年になる。教養試験と専門試験の両方を独学でカバーする前提での数字だ。学生と違って学習時間を確保しづらい社会人ほど、この何ヶ月という目安より前倒しで動き始めたほうが安全だ。

【試験種別で比較】独学の勉強期間・勉強時間一覧表

公務員試験は試験区分によって出題科目数も難易度も異なるため、独学で何ヶ月かかるかの答えも区分ごとに幅がある。まずは代表的な区分ごとの目安を整理する。

試験区分 勉強時間の目安 学習期間の目安
国家一般職(大卒程度) 1,200〜1,500時間 10ヶ月〜1年2ヶ月
地方上級(大卒程度) 1,000〜1,300時間 9ヶ月〜1年
市役所上級 800〜1,000時間 6ヶ月〜9ヶ月
高卒程度(国家・地方共通) 300〜800時間 4ヶ月〜8ヶ月

国家公務員試験(総合職・一般職)

国家一般職は教養科目に加えて専門科目の出題数が多く、独学の場合は専門科目の理解に最も時間がかかる。総務省がまとめる地方公務員の任用制度に関する資料と比較すると、国家系は科目数の多さゆえに学習期間を長めに確保する受験者が多い傾向にある。

地方公務員試験(上級・初級)

地方上級は自治体ごとに出題科目の重み付けが異なる。東京都特別区を志望する場合は特別区人事・厚生事務組合が公表する試験案内で出題科目と配点を確認してから学習計画を立てると無駄がない。

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独学で公務員試験に合格するのは可能か

独学での合格は可能だが、条件が2つある。1つは何ヶ月にもわたって学習時間を確保できること、もう1つは出題傾向を自力で分析し続けられることだ。独学のメリットは費用を抑えられる点にある。通信講座や予備校が10万円台〜30万円台かかるのに対し、独学ならテキスト代の数万円で済む。一方でデメリットは、モチベーション維持の難しさと、専門科目でつまずいたときに質問できる相手がいない点にある。特に憲法・行政法・経済学のような専門科目は、独学者がペースダウンしやすい分野だ。この壁を越えられるかどうかが、独学で公務員試験に合格できるかの分かれ目になる。

実際の独学合格者は、専門科目でつまずいた際に市販の解説動画や学習コミュニティを活用して乗り切ることが多い。詳しい進め方は独学合格ガイドで解説している。

社会人が独学で合格するための逆算スケジュール【体験談】

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※ここで紹介する山本さんの体験は、複数の独学合格者の声をもとに構成した架空のケースだ。

山本さん(33歳・仮名)は、メーカー営業職から市役所事務職への転職を目指した。「独学で何ヶ月あれば足りるか」を試験日から逆算し、9ヶ月という学習期間で教養・専門の両試験に合格した。平日は通勤時間と帰宅後の1.5時間、休日は5時間を学習に充て、総学習時間は約700時間だった。山本さんが実際に組んだ月別スケジュールは以下の通りだ。

時期 学習内容 週あたり学習時間
1〜3ヶ月目 数的処理・判断推理の基礎、専門科目の通読 約15時間
4〜6ヶ月目 専門科目の演習、過去問1周目 約18時間
7〜8ヶ月目 過去問2〜3周目、時事対策 約20時間
9ヶ月目 模試・弱点科目の総復習 約22時間

独学でつまずきやすい3つのポイントと対処法

何ヶ月あれば足りるかを見積もっていても、実際の独学では計算通りに進まない壁が出てくる。山本さんが直面した壁は3つあった。1つ目は、学習3ヶ月目に受けた模試で専門科目の点数が伸びず、独学の限界を感じたことだ。憲法・行政法の理解が浅いまま演習に進んでいたことが原因だった。このとき予備校への切り替えも検討したが、過去問の周回数を増やして出題パターンを体に染み込ませる方法を選び、5ヶ月目には点数が持ち直した。

2つ目は、仕事が忙しい週に学習時間が確保できず、計画が崩れたことだ。この対策として、週単位ではなく月単位で学習時間の帳尻を合わせる運用に変更し、遅れを翌月に持ち越さないルールを作った。3つ目は、時事対策の情報源が定まらず非効率になったことだ。新聞の要約記事や白書の概要版など、情報源を2〜3個に絞ってからは学習効率が上がった。

何月から始めるべき?試験日程から逆算する学習開始時期

国家一般職・地方上級とも一次試験は例年6月に実施される。独学で1,000時間前後を確保するなら、前年9月〜10月から学習を始めるのが現実的な目安になる。高卒程度や市役所試験のように必要時間が少ない区分であれば、試験の4〜6ヶ月前からの開始でも間に合うケースが多い。ただし併願する試験区分が増えるほど、開始時期は前倒しする必要がある。独学で何ヶ月確保できるかを先に見積もってから、志望する試験区分を絞り込む進め方も有効だ。

国家一般職と地方上級を併願する場合は共通科目が多く、9ヶ月の学習期間でも対応しやすい。市役所試験を後から追加する併願パターンでは専門科目の学習が薄くなりがちなので、開始時期を1〜2ヶ月前倒しすると安全だ。

よくある質問

Q. 公務員試験は独学で何ヶ月あれば間に合いますか?

A. 国家一般職・地方上級を独学で目指す場合、何ヶ月かの目安は9ヶ月〜1年2ヶ月だ。高卒程度や市役所試験のみに絞るなら4〜8ヶ月でも合格実績はある。

Q. 社会人が独学で公務員試験に合格するのは難しいですか?

A. 時間確保の工夫次第で十分可能だ。山本さんのケースのように、月単位で学習時間の帳尻を合わせる運用にすると、仕事との両立がしやすくなる。

Q. 独学と通信講座、どちらが自分に合うか判断する基準は?

A. 専門科目の理解に不安がある場合や、学習ペースを自分で管理するのが苦手な場合は通信講座が向いている。費用を抑えたい場合や自己管理に自信がある場合は独学が向いている。

Q. 自分に必要な何ヶ月を見積もるにはどうすればいいですか?

A. 併願しない場合の何ヶ月と、併願する場合に上乗せすべき何ヶ月は異なる。まず自分が何ヶ月学習に充てられるかを把握し、そこから逆算するのが失敗しない何ヶ月の見積もり方だ。

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まとめ

公務員試験を独学で突破するための学習期間は、試験区分によって4ヶ月〜1年2ヶ月と幅がある。「何ヶ月あれば間に合うか」は志望する試験区分によって答えが変わる。まず出題科目を確認し、そこから逆算して学習開始時期を決めることが、独学合格への最初の一歩になる。学習期間の目安がつかめたら、次は自分に合った学習スタイルを具体的に検討する段階に進むとよい。独学に不安があれば通信講座の比較記事も、試験区分ごとの難易度は難易度ランキング記事も参考になる。

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